社内しか知らない箱入り娘が外に飛び出せた

 

参加のきっかけ

地域の金融機関に就職して18年、自分の会社しか知らない箱入り娘状態だったので、外の世界にも触れたいと思い参加しました。
オンラインコミュニティーの存在すら知らなかった私が、このプログラムに参加したきっかけは、社内SNSで紹介されていたことでした。会社経由の団体なら信用できるし安心したこともあります。
金融機関という性質上、マニュアル化された仕事内容や、職場内の同調圧力に息苦しさを感じていながらも、会社ではいつも八方美人的にその場の雰囲気で話してしまい、後で後悔することが多く・・・そんな自分を脱して、自分の価値観に素直に行動できるようになりたいなという思いもありました。
 

プログラムについて

まず驚いたのは、全国からの(海外からも!)さまざまな業種や職種の仲間と出会えたことです。また、地方在住のため完全オンラインでありがたかったものの「オンラインだけで本当に大丈夫?」と少し不安でしたが、全く問題ありませんでした。 
プログラム内は安心安全の場という共通認識ができていて、少人数のセッションでは自己紹介したり、お互いの考えを素直に話すことができ、話題が深堀でき、どんどん展開していくという好循環がうまれ、いつも時間があっという間に過ぎていきました。
特にチャットでこんなに学びがあるとは思いませんでした。チャットで参加者同士がワークや感じたことをシェアするのですが、心に響いた投稿に返信することで自分の中で思考がぐるぐる巡り、さらに他の方からの返信で化学反応のように思考が深まる感覚!!やってみた人にしかわからない笑!
 
プログラムが始まってまもなく育休から復職しましたが、復職後にこの場があることで本当に救われました。復職してからいろんなモヤモヤがでてきましたが、自分の考えをプログラム内で発することで自分を俯瞰できたり、仲間からの返信で勇気づけられたり。
会社と家以外のサードプレイスとしてこのプログラムが存在していることが自分の資産になっています。また、プログラムを通して自分の軸ができてきたので、今は経験や人脈作りの時期と捉えて、組織を活用しよう!という前向きな気持ちで仕事に取り組めています。
 

プログラムを終えて

育休中に子連れMBAの様々な講座やイベントに参加して、知識のインプットに留まらず、内省する機会を得て、世間知らずな自分から一歩外の世界に踏み出した感覚があります。
このプログラムのはじめに「箱入り娘を旅に出す」と決意表明をしました。コロナ渦の育休だったため外出はほとんどしていませんが、私の脳内は決意表明通りずいぶん旅をしました。内省し、もやもやし、勇気が出ずに立ち止まったり。。
 
そんな時に仲間からの言葉がまた私を一歩進めるきっかけをくれました。
「時間ってねー、みんなないんですよねー。そんな中でもやる人はやるんですよねー」
時間がないことを理由に諦めようとしていた私の背中を押してくれた金言です。それ以降、時間がない。という理由で何かを諦める思考が消え、自分の興味、関心に素直に行動するようになれました。
 
現在は、このプログラムに参加する前には想像もしていなかったような事業プランの構想やコンポスト活動を自分の活動(自分活動)の軸として、家庭と本業と自分活動のいい塩梅を探りながら過ごしています。
このプログラムは箱入り娘が一人旅をし、程よい距離間の添乗員(運営メンバー)と旅先で出会った仲間のおかげで、個人の考えを素直に発信できる心地よさ、意見交換し思考が巡り深まる感覚を得て、自分軸を見つけられた旅でした!